渋井真帆 / 「稼ぎ力」養成講座

desya2007-05-25

資本主義社会を生きていく上で最低限必要な知識を語ってくれている。
さまざまな決算書の読み方等の書籍が出ているが、その中でも屈指の読みやすさと理解し易さが圧倒的。


難しい言葉や専門用語の煩雑さに頭部が沸騰するようなことはないと断言します。
私はあまりの読み易さと面白さに、3回連続で読んでしまいました。
そして、この書籍を皮切りに本を読む楽しさも学びました。

決算書の読み方、新聞記事の読み方、経済雑誌の読み方と、幅も広いが、こういう内容は中学生のカリキュラムに組み込んで欲しいなと思うが如何か?


これだけ絶賛を私はしているが、だからと言って、これを読めば決算書の何たるかを完璧に理解できるわけではない。しかし、広い意味の社会の仕組みが見えてくるし、ここから様々な知識や情報を吸収していく糧となります。
資本主義とは、株式の仕組みとは、会社とは、だから決算書との互換性とは何なのか。
そして自分はこの社会の中でどういう役割を果たしているのか。


このジャンルは奥が深く幅も広い、もちろん私もまだまだ勉強中。
この本に出会えたが故に転職までしてしまったのはもはや笑い話です。ちょっと早まってしまったのか?
後悔などは全くしていないだけでなく満足しているが。

全ての年齢層の方がご覧頂ける内容です。
是非ご照覧あれ。


「会計や経理の専門家や偉い先生は、難しいことをあまり簡単に言ってしまうと自分のの権威が落ちると誤解されているので、簡単に説明してはくれません。その点、私は難しいことをわかりやすく、わかりやすいことをおもしろくをモットーにしています……(略)。」(本文より)