三角合併

2007年5月より三角合併が解禁となる。
しかも今回財務省は、事業準備会社には課税の繰り延べを認めるとのこと。

詳しくは新聞記事等に載ってますが、要するに三角合併をやり易くしましょうと言う訳です。
そして、外国企業が日本企業を買収でき易くなった訳です。

では、なぜ外国企業が日本企業を買収し易くするのでしょうか?

? 日本企業に国内外の競争力を高めるため
? 日本国内の雇用を促進するため
? 大型企業が参入することによる経済の活性化

などが挙げられます。
所謂グローバル化を進めて行きましょうということです。
グローバル化を進めるということは健全な資本主義国家へ、弱肉強食の競争化社会へと突き進んで行くということです。

グローバル化やら自己責任やら貯蓄から投資へという言葉が席巻しているということは、内向的で他者責任で貯蓄が主流だったということです。
ここで言う他者とはもちろん日本国政府ということになります。
今まで日本国は日本国民の責任を肩代わりしてくれていた訳で、国民はその甘えが享受できなくなったとも言えます。

私はグローバル化アメリカ化のような気もしますが……日本人には日本人の伝統や文化が、アメリカの何倍もある。日本人らしさが必ず正しいとは思わないが、アメリカ化することも絶対に正しいとは思えない。
外国の圧力に屈することによって、日本の風景が失われやしないだろうか?